大腸癌のスクリーニング(拾い上げ)のための検査としては、便潜血検査、注腸造影検査、大腸内視鏡検査が挙げられる。確定診断の中心は大腸内視鏡検査で、生検で組織を採取し、壁深達度などを診断するほか、同時に治療を行うこともある。その他、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9など)の測定、超音波検査や超音波内視鏡検査、CT、MRI、PETなどの画像診断が行われる。
●手術療法

 早期大腸癌では、SM深部浸潤癌の場合は外科切除、M癌またはSM軽度浸潤癌で内視鏡的に切除が可能と判断される場合は内視鏡切除を行う。内視鏡切除後の病理診断でリンパ節転移の確率がゼロに等しいと考えられる場合は経過観察とし、リンパ節転移の可能性が考えられる場合や内視鏡では切除不可能だった場合には外科切除を行う。

 M癌ではリンパ節転移の可能性はほぼないと考えられる。SM癌でリンパ節転移の頻度がこれに等しいのは(1)内視鏡切除後の病理診断が垂直断端陰性(2)高・中分化腺癌(3)深達度が1000μm未満(4)脈管侵襲陰性――のすべてを満たす場合で、内視鏡切除により根治可能と考えられる。しかし、それ以外のSM癌ではリンパ節転移の頻度が10〜15%あることから、原則として外科切除を行う



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