切除可能な消化管間質腫瘍(GIST)に対する治療は、外科的切除が第一選択
であるが、切除不能あるいは再発GISTに対しては分子標的薬イマチニブが使用
されてきた。しかし、イマチニブ耐性を獲得するGISTが問題となり、2008年、
スニチニブがイマチニブ抵抗性GISTを適応に承認され、GIST治療に新たな道が
開かれた。
 GISTの主な発生原因はc-kit遺伝子の突然変異であるが、GISTに対するイマチニブ
やスニチニブの効果も遺伝子変異に依存することがわかってきた。大阪警察病院
外科の西田俊朗氏は、第82回日本胃癌学会総会のセミナー「GISTを含む消化管肉腫
に対する新しいアプローチ」(共催:ファイザー)で講演し、遺伝子変異と
薬剤感受性の関係や、スニチニブ治療における有害事象の管理の重要性、さらに
GIST以外の軟部肉腫に対する治療の現状